もう便利とは呼べない、過剰な機能で使いづらい家電たち
もう、ネタ切れなんですよね。
私の知人の白物家電の人は、そんなことをつぶやいていました。
製品開発費も削られ、話題になるような商品を開発しろと言われるそうで、そうなると、何かくっつけるしかないそうです。
最近の家電にはシンプルなものが少なくなりつつあります。
そこで、家電買い換えの時に参考にしておきたい、「オーバースペック家電」を見極める5つの視点をメモしておきたいと思います。
「オーバースペック家電」を冷静に見極める5つの視点
オーバースペック家電とは、てんこ盛り家電。
要らない機能がいっぱいで、かえって使いにくくなっていることが多く、迷惑な家電のことをいう。
旧式(旧方式)は、実績を積んだ「定番」である
新技術、新しい方式という触れ込みの新製品が多くあります。
しかし、新しい技術や方式というのは、実績がありません。
つまり、一時的な検証だけで終わっているケースが多くあります。
実際、洗濯機やエアコンなどは良い例です。
もう洗濯機や冷蔵庫は、改良の余地がほとんどありません。
省エネを追求し尽くしていますし、長年使われてきた装置などで実績がありますから、それほど壊れることもありません。
しかし新方式と呼ばれるものは、そういった耐久性の実績がありません。
スマホは電池の寿命が短いですよね。
ガラケーを使う人のほとんどは、電池の問題を気にしなくて済むからです。
旧式という形で古い呼び方をしますが、定番ともいえるのです。
「1年前は新型」だった、今年の旧型(旧モデル)
毎年、マイナーチェンジを繰り返し、話題だけを作らなければならない事情があります。
春モデル、秋モデルなどのように、1年で2回出るものもありますが、ほとんど変わりません。
型番はだいたい、数字が1つ違うか、アルファベットが1つ付くか変わるか。
新しいモデルが出た時には、旧型の値段がドカンと落ちます。
ハンパじゃないほど、落ちます。
ですから、その時に旧型を買えば良いのです。
だって、1年前は新型だったのです。
この1年で、一体どんな新機能が開発されたのでしょうか。
型落ちとのスペックの差は、僅差であることばかりです。
外国メーカーは、これほど日本メーカーほど新製品を投入しません。
定番をしっかり売り続けます。
新型という言葉に飛びついてもらおうと必死な広告に騙されないように。
その課題は、家電だけで解決しない(そもそもの解決は別問題)
美味しいお米が食べたい。
だれもがそう思いますが、それは炊飯器の値段だけで解決しません。
お米のマズさは、炊飯器だけのせいでしょうか?
たぶん、最初の何回かは、感動するでしょう。
でも、もう慣れれば変わりません。
少量で炊きたてではどうでしょうか。
保温機能の充実は必要ないと思います。
鮮度の高い米を買った方が美味しいと思います。
美味しいお米を食べるために、炊飯器以外でできることがたくさんあるんですよね。
また、スロージューサーなんて過剰家電の典型です。
どうやったらコレを毎日使いこなせと言うんでしょうかね。
普通のジューサーを毎日気軽に使う方が現実的です。
金額の差ほど「何」があるのか、を冷静に
最近の炊飯器の値段は、異常です。
最近のものは、なんでも高すぎます。
炊飯器なんて、10万円くらいのものがいっぱい・・・かと思ったら25万円くらいまであります。
どう考えても・・・おかしい。
土鍋炊きというなら、土鍋で炊いた方が良いのでは?
圧力鍋も相当美味しくご飯は炊けます。
値段が10倍以上する炊飯器。
10倍味は違わないはずです。
テレビの4K。
買っても放送ないですよね。
ハイビジョンテレビの何倍もします。
映像の綺麗さはすぐに慣れます。
そんなに鮮明でも感動は変わりません。
3Dテレビも、全くもって消費者をバカにしてましたね。
もうどこもないですよね。
テレビ離れが進んでいるなか、8Kにする必要はあるのでしょうか。
どれだけ映像を鮮明にしても放送内容がつまらない・・・テレビはどこへいくのでしょうか。
掃除機もサイクロンじゃなくても紙パックで充分。
4-5倍もする掃除機と、何が違うのだろうか。
吸引力が落ちない?元々それほど強くないので当たり前ですね。
それより、充電の電力を落とさないで欲しいですね。
サイクロンは掃除が大変。むしろ紙パック掃除機の掃除が手軽で清潔な感じさえします。
ラニングコスト・・・?100円ショップで5枚入っている紙パックを1ヶ月に1回替えることをケチる必要はありません。
なんでもできる・・・は、99%は使わない
わが家のヘルシオは、95%が電子レンジです。
そう考えると高いですよね。
あとの5%は、オーブンです。
でも、ヘルシオの機能としてのオーブンは使いません。
1年に数回、
焼き芋機能
パンの発酵
で使います。
それ、使いたい!
と思うかもしれませんが、でもこれ、ヘルシオじゃないとできないわけでもありません。
しかも1年に一度くらい、気が向いたときだけです。
トレイに水を入れるときは、洗うときだけ。
そういう意味で、掃除の時には役に立つという、皮肉なスチームオーブンです。
誰が使うんだろ、このセットメニュー・・・
ボタンを押すだけで、料理ができるみたいな”便利”機能
これから始まるAIの時代ならともかく、そんな料理はありません。
誇大広告ですよ。。。
IHグリルなどは良く出来ているなぁと思いますが、ヘルシオでなくとも通常のオーブンで十分です。
高機能を前に、冷静になろう
羽根のない扇風機くらい画期的なものであればともかく、最近の日本製家電はどうでも良い追加機能ばかり。
機能が多くて使い切れない
てんこ盛りな機能で使いにくくなった携帯電話が衰退したように、メーカーのマニアックな追求が日本の白物家電を衰退させたのでしょう。
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