春に、チューリップが咲いたら
庭でチューリップを育てている人は、きっと多いと思います。
冬に植えたチューリップは、3ヶ月ほどの時間、土の中で育ち、春になると花が咲きます。
ほんの1週間ほどしか咲きませんが、その姿はとても綺麗ですよね。
このチューリップ。
チューリップはほとんどの場合、球根で売られていますよね。
でも実は種もできるのですが、ほとんどの場合、球根から育てます。
来年も大きな花を咲いてもらうためにも、ぜひ3つのことをしておきましょう。
1.咲いたらすぐに切る
そのチューリップ。
蕾(つぼみ)の状態、あるいは咲いたら、すぐに切って切り花にしておく方が良いのです。
え!?
咲いたばかりなのに、かわいそう~・・・
そんな気持ちになるのは仕方ありません。
せっかく咲いたのに、すぐに切ってしまうなんて・・・・
チューリップの花が咲き終わると、種ができます。
種から発芽させてチューリップを咲かせることもできますが、種から開花までは5年ほどかかります。(笑)
球根からは1年で花が咲きます。
ですからほとんどの場合、種を収穫しません。
花が種を付ける時には、とても苗にパワーが必要になります。
球根が持っている栄養を振り絞って種を作るので、球根が弱ってしまいます。
ですから、種を付ける前の球根が弱らないうちに保護しておくのです。
もっといえば、花が咲く前に切ってしまうほうが、球根に負担がかかりません。
水に挿して置いても花が咲くので、それでも大丈夫です。
2.完全に枯れるまで放置する
花を収穫したら、しばらく放置します。
1つの球根が分球(分裂)して、子や孫の球根ができます。
ですから、こうして上の茎や葉が枯れるまで放置しておきます。
そして、このまま放置しておくと、球根が分裂し窮屈な状態で生長してしまうので、どんどん花が小さくなっていきます。
年々チューリップの花が小さくなっていく場合には、窮屈な状態だから球根が大きくなれないのです。
ですから、時期を見て球根を掘り起こすことが必要になります。
3.梅雨が来る前に掘り起こす
球根を掘り起こす時期は、梅雨前。
なぜなら、土の水分が多くなりすぎると、球根が腐ってしまう可能性が高いからです。
球根系の植物はすべて、できれば、土から上げておくほうが良いのです。
茎が枯れたら、周りを掘ります。
球根を拾い上げます。
植えた時には1つだった球根が、分球(分裂)していますよね。
球根が増えていますからこれらをバラします。
これらを日陰でしばらく乾かします。
小さい球根は、もしかしたら再来年の花になるかもしれません。
大きな球根は来年もきっと花が咲くことでしょう。
冬になるまでこのまま乾燥させておき、また、球根を植えると分球して増えます。
チューリップを毎年咲かせるための3つのこと
1.花が咲いたら、すぐに切り花にしておく
2.枯れるまで放置して球根を育てる
3.梅雨の前に球根を掘り出し、バラバラにして乾燥させておく
これで来年も綺麗なチューリップが咲くことでしょう!
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