断熱のためのスクリーン:ハニカムシェード
ハニカムシェードとは、簡単にいえばロールスクリーンのようなもので、窓の手前に吊るして使うものです。
ハニカムシェードは、断面がハチの巣構造になっているため、そこに空気が溜まることで断熱性能をアップさせることができます。
そもそも、一条工務店のi-smartは、樹脂サッシのLow-E複層ガラスで断熱性が高い上に、ハニカムシェードが全窓標準でついています。また、壁の断熱のために外壁が15センチ近くあるので、窓とこのハニカムシェードの間にも空気層ができるので、何重にもわたって窓を断熱する構造になっています。
左側のLow-E複層ガラスに空気層(緑の部分)があり、右のハニカムシェードのシェードの中に空気層(青の部分)があり、その間の外壁の部分に空気層(黄の部分)があります。
たとえ、外気が寒くとも、この間の空気が外側から徐々に冷たくなるものの、最も内側のハニカムシェードの空気によって、部屋の中の空気に温度を影響させないのです。
一条工務店のi-smartでは、全窓のハニカムシェードが標準仕様
一条工務店のi-smartでは、全窓のハニカムシェードが標準仕様となっています。
一条工務店が採用しているハニカムシェードは、ブラインドの世界トップメーカーハンターダグラス社製のものです。
全窓に、ハニカムシェードは必要なの?
窓での断熱は期待できるものの、やはり完璧に断熱ができるわけではありませんので、断熱をしたいのであればやはりハニカムシェードがとても効果的でしょう。
それに、カーテンを用意する必要がないというのは素敵ではないでしょうか?
もしカーテンがつけたければ、手前につければよいわけですから。
ハニカムシェードは、外壁の部分の内側につけられているため、内壁にでっぱりなどありません。
カーテンだとカーテンレールが必要だったりしますが、そのでっぱりがないのです。
3種類のハニカムシェード
ハニカムシェードには3種類あります。
でも、この実物がなかなかお目にかかることができません。
でも、展示場を何十と訪れ、遂にに見つけました!
しかも、電動で3つ並んで、比較ができるハニカムシェードです!
左 : レースタイプハニカムシェード
中 : 標準タイプハニカムシェード
右 : 遮光タイプハニカムシェード
レースタイプの場合にはあまり断熱性は担保できません。
通常は標準タイプが設置されますが、西側の窓には遮光タイプが標準となります。
西日によって部屋が暑くなることを考えて、西側の窓に遮光タイプを標準にしているところが、とても素敵ですね。
手動と電動のハニカムシェード
ハニカムシェードは通常は手動になります。
小さいまどであれば簡単に開け閉めできますが、大きな窓の場合にはやはり重たくなります。
また、吹き抜け窓のように上部にある場合にも、手動で引っ張る紐が上部より垂れ下がってしまいます。
そこで、電動式のハニカムシェードがあります。
スイッチ1つで、ハニカムシェードが昇降します。
1つのリモコンで3台までのハニカムシェードが対応しています。
我が家は、寝室とリビングだけ電動にしました。
寝ている状態からハニカムシェードを上げたい
窓が大きいので電動にしたい
という理由からです。
電動にするオプションは1万円。
手動に戻すことはできませんが、困ることはないかと思います。
ハニカムシェード情報のおまけ
窓だけじゃなく勝手口にもハニカムシェード
一条工務店の標準で、窓だけではなく勝手口などの出口にもハニカムシェードがつきます。
いわゆるドアに、です。
すごいですよね。。。
パノラマウィンドウのハニカムシェード
ハニカムシェードは2間幅(約180)のパノラマウィンドウのものだと、手動と電動で仕様が異なります。
手動だと2枚に分かれます。たぶん重くて上がらないのでしょう・・・
電動だと1枚で昇降できます。
窓といっても風呂にはつきません
耐水性のハニカムシェードというものはありません。(笑)
ただし、ガラスの間にブラインドを入れた特殊なガラスが存在します。
マグネットでガラスの間のブラインドの開閉ができるものです。
3種類のハニカムシェードの変更オプション
3種類のハニカムシェードですが、レースタイプにするのは無料で、西側の遮光タイプを標準にするのも無料です。
ただし、標準を遮光タイプにするのにはオプション料金がかかります。
ハニカムシェードは嬉しい標準仕様
当初、ハニカムシェードなんているのかなぁ、と思っていました。
でも、カーテンは必要ないし、マンションから引っ越してすぐでもカーテンはいらないですから、必要ならゆっくりと選べば良いでしょう。
それに必要なくとも上げておけばいいでしょうから、ついていて邪魔になることもありません。
カーテンが良い場合と、スクリーンが良い場合とありますが、ある程度の光を遮るのであれば、上からスクリーンで降ろした方が良い場合も多いです。
また、目隠しのようにも使えます。
ハニカムシェードは嬉しい標準仕様だと思います!
ちなみにマンションでもハニカムシェードを使えば、断熱効果を高めることはできると思います。
ただ、結露には注意が必要なのでその点は気を付けましょう。
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