玄関の庇(ひさし)を大きくとりたい
間取りを考える中でも、玄関の庇(ひさし)をどう考えるかについては、かなり悩みました。
玄関の庇(ひさし)は、後から設置するというよりも、建物の一部として2階部分が庇(ひさし)になるというスタイルが近頃は一般的のようです。
特に一条工務店i-smartの場合、もちろん後からくっつけるスタイルもありますが、できることなら家の一部として設置できたらスマートですよね。
とはいっても、庇が狭いと、雨の日などに傘を広げるスペースがなかったり、人数が多いと混み合ったりすることがあるので、できるだけ大きいほうが望ましいですね。
しかしここで登場するのが一条ルール。
壁で支えるタイプの家ですから、家の耐震を確保するために壁が現れてきます。
この壁をできるだけ登場させないように、どのように玄関の庇を広く取れるか?
わが家の間取り設計でもこの点は大きな課題でしたので、ぜひみなさんの家づくりの参考になればと思いまとめました。
一条工務店i-smartにおける庇の定番
一条工務店のi-smartでは、玄関の庇がある一定のパターンに収まります。
家に組み込まれているように見えるものと、
後から取り付けたようなもの
です。
一条工務店i-smartの定番、0.5坪(1畳)分の奥まって囲われている玄関屋根
これはかなり多くのパターンだと思います。
この間取りでは角になっていますが、角でない位置に持ってくるとなると、玄関が奥まってみえます。
およそ1畳分の外土間スペースに屋根が付いている状態です。
これはかなり狭いと言わざるをえません。
2人が屋根に入ったらドアが開きません。。。
このようなパターンになる原因は、
二階が部屋で1階が玄関となり、二階を支えるために壁で囲わなければならない
という理由から、狭い玄関になってしまいます。
もう1つの一条工務店i-smartの定番、0.5坪(1畳)分を庇として後から付ける
凹ますのがダメなら、後からつけてしまおう。
そうやって付けられた庇(ひさし)のためのベランダ(バルコニー)といっても過言ではありません。
これはなぜ壁が必要ないのでしょうか?
それは、
二階がベランダ(バルコニー)だと、1階に壁がいらない
ということなのです。
そしてこの場合、本来はベランダ(バルコニー)である必要がなく、庇だけあれば良いのですが、坪単価がどちらも同じということもあり、じゃあもったいない(?)からベランダ(バルコニー)にしてしまおうとするパターンが多いようです。
でもこのベランダ(バルコニー)、狭いですよね。
エアコンの室外機は置けるし、物干しもできなくもありませんが、、、玄関の上に物干しがあってもサマにならないですよね。
もしつけることがあれば、もったいないとは思いますがベランダ(バルコニー)はやめたほうがいいかもしれません。
狭いベランダ(バルコニー)はいやだ、もっと庇(ひさし)の距離が出せないのか!?
1マス幅(およそ90センチ)のベランダ(バルコニー)では使いようがないので、いっそのこともっと出したいという要望はありますよね。
そんなわけで1マス半くらい出してみたいという要望を出してみたところ・・・
外土間に柱(壁)が登場してしまいました。
そうなんです、
二階がベランダ(バルコニー)であっても、庇として耐えられる距離は1枡分だけなのです。
そうかぁ。。。実際にはどんな柱なんだろうと思ったら、
いやーーーー、これはいらない。。。
柱のようにもっと細くならないか交渉したのですが、壁しか作れないそうで・・・・
(゜Д゜)
ちょっと待ってよ・・・じゃあ2階があっても一緒じゃない。。。
ということで、2階をベランダではなく洋室にしたところ、、、
更にもう1つ柱(壁)が出現しました!(笑)
だんだん、玄関から外に出るのが大変な状態になってきました・・・
中途半端に壁が存在するくらいなら、横幅も縦幅も広い庇となるような玄関ポーチを作ったらいいんじゃない?ということで、
こんな風になりました。
まあ、これならアリかな~・・・
アリかな~・・・
そんなことを考えながら、宿泊体験などのモデルハウスに傘を持って行ったりして、実際に欲しい広さとは何か?を研究したのでした。
気になるキーワード