一条ルールと玄関の庇(ひさし)(後編) ~明るい玄関で有効スペースの広い庇、一条ルールのまとめ

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必要な庇(ひさし)の面積とは?

以前に住んでいたマンションでは、マンションの入り口の庇が大きく、また、入ってからのエントランスホールが広いことから、雨の日でもゆったりすることができました。

家の玄関はかなり狭かったですし、そこから出た土間部分は多少広くとも、とても窮屈な出入りをしていました。

その窮屈なイメージが染みついて、

マンションの部屋の玄関から出た時が外だったら?

と考えると、どうしても広くとりがちでした。

一方で一条ルールで考えると庇1つで家全体が翻弄されることになります。

ですから、玄関のどこで何をするのかをトータルで考えなければ解決しないということから、宿泊体験などを通じて本当の広さを探していきました。

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わが家が採用した庇の大きさ(面積)

結果的に一条工務店i-smartのわが家はこんな間取りになりました。

西側に道路があり、西側から玄関に入りたいということもあって向きがまず決定しました。

1階のポーチは3畳ほどあります。

一階玄関

2階はバルコニーです。6畳分あります。

二階バルコニー

これによって、庇がこんな感じになります。
1階と2階を合わせた庇部分

左一列分が庇になって、土間の半分の1.5畳分が庇(ひさし)になっています。

本当はベランダがこれほど大きく必要なく、2マスくらいでよかったのですが、間取り上うまくいきませんでした。

1マスをベランダで出して1マスを1階に乗せて2マス分のベランダを作りたくとも、
3マス分のベランダが必要という一条ルール(耐震構造的に)が存在する

ことから6畳のベランダになりました。

こんなイメージです。

完成図

わが家は玄関ドアを親子扉にしたため、それなりの幅が必要になることと、庇は本当はもう少し欲しかったのですが、

家の角に玄関をつくり、二階をベランダにすることで、壁に覆われないポーチ

をつくることができました。

このことにより、明るい玄関で有効スペースの広い庇をつくることができました。

玄関まわりからトータルで考え、有効スペースを重要視する

理論上の広さよりも、実際に使うことを想定してどのくらいの広さが必要であり、実際に使える広さとはどんな広さなのかを想定する必要があります。

それは、住居人数、ドアの向き、荷物の状態、傘を差す場所、外構とも関連してくるかもしれません。

内土間と外土間の有効スペース

玄関の内土間が狭いと、外土間(ポーチ)を広くとらなければなりません。
一方で、内土間がそれなりに広ければ、外土間(ポーチ)は広くとらなくとも良いのではないかということがわかりました。

つまり、

玄関は、内土間と外土間の両方のスペースをトータルで考える

ということです。

わが家は内土間もそれほど広くはありませんが、1.5畳ほどスペースを取りました。
玄関は内土間と外土間のバランス

つまり、

玄関スペースとしては、内土間で1.5畳、外土間で1.5畳、トータルで3畳分のスペースがあり、

ということで、かなりゆとりのある空間が生まれています。

シューズクロークに必要な玄関周りの荷物を入れることで広くなる

わが家は、シューズクロークにも1.5畳ほどのスペースがあります。

玄関の隣にシューズクローク

これにより、多くの荷物を収納することができます。

靴はもちろん、

カッパ/レインコート
ベビーカー
サッカーボール
清掃用品
靴関連の小物
タオルやティッシュ

玄関周りはどうしても荷物が集まりがちですが、これらをすべてシューズクロークに入れられることで、障害物が一切なくなります。

シューズボックスの扉が有効スペースを潰す ~シューズクロークで解決

わが家は、シューズクロークにも1.5畳ほどのスペースがあります。

これは、玄関ホール内にシューズボックスがないので扉を開けたり閉じたりする必要がないということを意味しますが、

何人かで出かけるときに、シューズボックスの扉が開いたままで有効スペースが狭くなることがない

というのはとても大きな影響です。

一人であれば何も気にしませんが、家族で出かける場合などに2つほどの扉が開きっぱなしになっていると、それだけで1畳近くのスペースが潰れます。

こんな感じです。

シューズボックスの扉で狭くなる

シューズボックスの扉が玄関の半分ほどの面積を潰しています。

またこの案では、玄関の出入り口にまで扉の影響があり、狭くなってしまっています。

玄関周りは、ストレスを軽減したい場所

同じスペースでも、壁で覆われているのとそうでないのでは、有効スペースが格段に違います。

玄関は毎日通る場所ですから、行くときも、帰ってきたときも、気持ちがゆったりしたい場所です。

出る時にイライラするのも嫌だったので、玄関だけは広く感じたい

ということから、このような結論になりました。

住んでみて・・・・・大満足です。

庇の一条ルールのまとめ

他にもいくつか検討したものもありましたので、ここに庇となりうるパターンの一条ルールのまとめをします。(2017年1月現在)

庇の出っ張りが0.5マス(1/4間)

2階が洋室である場合、0.5マス(1/4間)は飛び出せることがある。
(バルコニー(ベランダ)も当然大丈夫。)
ただし、それが飛び出たところで庇にはなりませんが、間取りの関係で飛び出てしっても大丈夫な場合がある。

庇の出っ張りが1マス(半間)

2階が洋室の場合、庇の出っ張りが1マス(半間)飛び出すことは不可で、壁が登場し。

2階がバルコニー(ベランダ)の場合、庇の出っ張りが1マス(半間)飛び出すことが可能。

ただし、バルコニーを1マス出して1階の上にもう1マス分もバルコニーにして、バルコニーを2マス分(1間)にすることができない。
庇として飛び出す部分を支えるための二階が存在するか、バルコニーをさらに増やすしか対応がないとのこと。
ということでわが家は、玄関上が全面バルコニーとなった。

庇の出っ張りが1マス半(3/4間)以上

この長さになってくると2階がバルコニーとか洋室とかの条件は関係なく、1階部分に壁が登場。
2階が洋室だと更に塀が増える。
壁に囲われていると、庇ではなく天井になるので、ガレージっぽいスペースに。
それはそれで魅力的。

庇を後からとりつける2つのパターン

2階部分を庇にする以外に、取り付けるパターンが存在する。

アーバンルーフをつける

アーバンルーフであれば、庇として取り付けることが可能。
勝手口用にオプションで用意されていますが、これを玄関につけてらっしゃる方も多くいます。
家の形や外構によってはアリですが、見た目が簡易なので、かなり慎重にならざるをえません。

一条工務店のアーバンルーフ

壁をつくってガリバリウムで屋根をつける

これは庇の出っ張りが1コマ(半間)と同じ状況ですが、唐突に庇だけが出ているのが嫌だったり、庇部分がナナメになっていないことから、降雪などの心配で避けられる方もいるようです。
出っ張りの長さと間取りによっては壁が必要ないケースもあるようです。
(庇が壁に取り付けて耐えられるかという強度の問題ですね)

※いずれの場合にも、耐震構造的に間取りによっては可能/不可能がある。

玄関は、家の顔

玄関は、家の顔です。

庇は帽子でしょうか、髪型でしょうか、、、よくわかりませんが、いずれにしても見た目は重要です。

それに、やはり雨よけなどの機能性も重要です。

一条工務店のi-smartの場合、間取りを考えるときに庇のことを後から考えると後悔する

と思います。

特に、間取りが全部終わった後に玄関の庇どうする?みたいなことは考えられません。

一般の家であればそれなりに選択肢はありますし、あとから取り付けるようなものもあるでしょう。

i-smartに限らずですが、こうした枠組工法と呼ばれる壁で家を支えるタイプの四角い家では起こりうる可能性が高いです。

展示場の玄関は、異常なくらい、広いです。

あー、こんなくらいの玄関があったらいいね・・・いや、そんな広い玄関はきっと無理です!

ぜひ最初に、玄関はどのくらいの広さが必要かを決めてからはじめてください。

庇や玄関のご参考までに。

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