トゲ・ササクレは、塗装で解消できるのか?
セラカンバツのウッドデッキを作ったはいいけれど、トゲとササクレに悩んでいました。
子どもが安心してウッドデッキで遊べないことから、ハードウッドのセラカンバツにヤスリをかけ、浸透性で自然系の油性塗料【ワトコオイル】を選び、塗料の色を選んで塗ったところまできました。
さて、子どもたちの足には、トゲやササクレが刺さらないでしょうか・・・
トゲ・ササクレはかなり改善
結果からいうと、かなり改善されたと思います。
私が実施した行程を振り返って、私なりにその理由を考えてみました。
まず、ハードウッドのセラカンバツにヤスリをかけをしているので、現状はササクレがあまり無い状態になっています。
その状態をオイルで保っているようで、肌が乾燥した時にカサカサするような状態にはなりにくい、ということです。
お肌もローションなどを塗ってしっとりさせているように、ウッドデッキの表面もオイルで多少のウエット感が出て、しっとりしています。
そういった意味では塗って良かったと思います。
トゲはほとんど刺さらない・・・でも。。。
・・・とはいっても、それでも刺さります。
しかも、日数が経つにつれて、やはり少しづつひび割れも出てきますし、トゲらしきものも出ます。
ある意味で「もうトゲやササクレは刺さらない」と思っているがゆえに、安心してウッドデッキを走ったり滑ったりすれば、やはり刺さるわけです。
これはセラカンバツに限ったことではありませんが、それでも他の木材よりはそうした現象が起こりやすいとは言われています。
また、裸足の時には気にならないものの、靴下を履いている時のほうがササクレに反応しがちです。
多少の毛羽立ちに布がひっかかる感じが出てしまうので、ササクレがあるんだということを意識してしまいます。
ウッドデッキは、外でありながらフローリングの延長かのような安心感をもってしまいますが、
ウッドデッキは屋外であり、それなりに汚れているのは事実
なわけです。
ですから、素足で出るよりも、スリッパを履いたり、何かを敷いたりするほうが、本当は良いですね。
大人の足であればほとんど刺さらないものの、それでもそれなりの割れが出てきてしまうことから、定期的にヤスリがけなり塗装なりをしなくてはならないのが現実だと思います。
私なりの結論
ウッドデッキに使う木材にセラカンバツはオススメできません。
他の木材がどんなものであるかわかりませんが、価格がちょっと高くともトゲやササクレを気にしなくて良いものを選ぶべきです。
業者さんに聞くと「それは環境や使用頻度によってちがいますから・・・」なんて言われますが、「毎日、やわらかい肌の子どもが遊んでも大丈夫?」という位に聞いた方が良いかもしれません。
最終的には、人工木を進められちゃうかもしれませんが、、、
ヤスリをかけるということはそれなりに大変で、塗装もそれなりに大変です。
これをずっとやり続けるのかと思うと、若干しんどいわけで、できれば、塗料の塗る回数も減らせるといいなと思います。
ただ、どんなウッドデッキであっても、防腐目的で塗料を塗るケースが多いので、塗料を塗るということを季節の行事と思わなければ、天然木のウッドデッキは避けるしかありませんね。
天然木は、触れると温もりや優しさがあるのは事実です。
ぜひ、みなさんんのウッドデッキづくりのご参考になればと思います。
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