ウッドデッキの木材・素材
ウッドデッキの木材選びは慎重になります。
やはり腐ってしまっては元も子もありません。
とはいっても材質によって価格はピンキリ。
そして、木材の材質と塗装の頻度なども大きく関係してくるんので、ランニングコストにも跳ね返ってしまいます。
そんな中で、私はセラカンバツを選びました。
良かった点と悪かった点、メリットとデメリットをまとめたいと思います。
木材の特性とおきやすい劣化
木材の水分特性による変形
ウッドデッキは、木材です。
ですから、当初は水分がたくさん詰まった木材ですが、そのうち水分がなくなっていきます。
水分がなくなるということは、木材の形を保つことができなくなり変形をすることになります。
水分の多い木は変形しやすいといえます。
木材の気泡による腐食
木材には水分が含まれていますが、同時に空気も含んでいます。
当然、水分が抜けた後にも気泡ができます。
やわらかい木にはそうした気泡が出来やすいため、その気泡に水が入りやすくなります。
水が入る際に、水以外の菌なども入ってくることがあり、こうした部分から腐食しやすくなります。
木材の置かれる環境による耐久性
ウッドデッキはとても過酷な環境に置かれます。
雨や太陽の紫外線、砂ホコリ、様々なものがウッドデッキの上に積もります。
そうしたものが木の隙間に入っていくことで腐食などをおこしてしまうことがあります。
また色なども変色していきます。
耐久性の高い木材とは
木材の特性は木材の種類によっても異なりますし、塗装によっても改善できます。
ハードウッドを選ぶ
ハードウッドと呼ばれる堅い木を選ぶことで腐食をかなり防ぐことができます。
ハードウッドは水分量が少ないため、気泡の量が少ないのです。
ですからとても堅い木(ハードウッド)であり、とても重いのが特徴です。
その分だけ加工がしにくく、価格が高くなりがちです。
塗装で防止する
塗装をすることで、腐食や害虫による被害を防ぐことができます。
塗料も様々で、ペンキのようなものから油性・水性塗料まで様々です。
まずは水を木に染みこませないようにするという点、そして、木が腐らないように防腐剤などを含む点、また、防虫などでシロアリ対策などもできるものがあります。
できれば、浸透性のある塗料を使って木の呼吸を妨げないようにし、防腐剤や防虫については木の種類によって選ぶのが良いかと思います。
ウッドデッキの木材の選び方
ウッドデッキの木材は、やはりハードウッド系を選ぶ方が間違いありません。
塗装をするとしても、ハードウッドであれば塗装が落ちてきても元々耐えられるような材質であるからです。
ハードウッド系の中でも、私が選んだセラカンバツなどは価格も抑えられて加工のしやすいハードウッドと言われています。
イペやウリンなどは高価で色も赤系に近いものですが、ほとんど放置で良いという点では、ランニングコストがかからず経済的です。
子どもの素足には厳しいセラカンバツのウッドデッキ
セラカンバツを選んで無塗装だったのですが、ウッドデッキの木の色の変色が激しくてビックリしました。
無塗装で良いと言われたものの、色が変わりすぎているのは少し困りました。
また、トゲやササクレがそれなりに発生するので、子どもの柔らかい素足では少し厳しいです。
塗装もしましたが、トゲやササクレは完全に防ぐことができませんでした。
デッキのトゲやササクレを気にしながら遊ぶというのは子どもにはできないことなので、そういった面でセラカンバツは避けたほうが良かったなぁと思っています。
もしセラカンバツでウッドデッキをつくるなら、最初からこまめに塗装をして、その塗装も少しウレタンの入ったものなど、表面をそれなりにコーティングするようなものが良いかもしれません。
(追記)
遂に、塗料を塗ることにしました。塗料をどのように探したのか?というエントリーです。
ウッドデッキのササクレ・トゲを防止したい(1) ~ハードウッドのセラカンバツにヤスリをかける
ウッドデッキのササクレ・トゲを防止したい(2) ~浸透性で自然系の油性塗料【ワトコオイル】を選ぶ(セラカンバツのウッドデッキ)
ウッドデッキのササクレ・トゲを防止したい(3) ~塗料の色を選ぶ(自然系の浸透性油性塗料ワトコオイル)
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