冬になると空気が乾燥する
冬になると、空気が乾燥しますよね。。。
なぜ空気が乾燥するのでしょうか。
空気の温度が下がると、空気中に含まれる水分が減ります。
逆に、空気の温度が上がると、空気中に含まれる水分を増やすことができます。
なぜ、増えるのではなく、増やすことができるとあるのでしょうか。
つまり、温度が高くなるだけで、空気中の水分が増えるわけではないのです。
温度が低い状態では空気は乾燥するが、温度が高くても乾燥したまま
ということが起きるのです。
ん?まだちょっとわからないですか?
こんな例で考えてみましょう。
温度が高い状態では、10人が乗っているとします。
1人=湿度と考えると、湿度が高いですよね。
温度が低くなり、5人しか乗れなくなったので、5人が降りたとします。
つまり、湿度が半分になりました。
湿度が高くなったので、10人乗れるバスですが、5人しか乗っていません。
新しく5人乗ってくる気配がありません。
この状態だと、温度が高く湿度が低いという状態になりますよね。
10人乗れるバスに5人しか乗っていないので、早く新しい人を乗せたいのです。
ですから、人の肌の水分からでも水分を蒸発させていくのです。
つまり、温度が高く湿度が低いと、お肌などがとてもよく渇くのです。
冬の加湿対策
そもそも外気が寒いので、空気に水分が含まれていません。
冬の空気は乾燥しているのです。
その空気を家に取り込んで暖めるわけですから、乾燥したままなのです。
そこで加湿が必要になります。
加湿は、空気中に水分を蒸発させることで、空気が水分をたくわえ、湿度が上がることをいいます。
ストーブにやかん
よく、ストーブの上にヤカンを乗せていることがありますよね。
あれは、加湿対策ですね。
どうせ温めるなら、お湯まで温めれば水分が蒸発しますよね。
ストーブといっても石油ファンヒーターのようなものになりますね。
ただ、空気の湿度は上がりますが、空気が悪くなるので注意が必要です。
加湿器
定番の加湿器ですが、実は、かなりの電気代がかかります。
加湿器をフルパワーでずっとかけ続けると、とんでもない料金になっていくので注意しましょう。
特に、外気を取り込んでいる24時間換気のマンションでは、ほとんど焼け石に水状態で空気が乾き続けます。
電気が必要のない加湿器もありますが、効果は低いです。
洗濯物を渇かす
わが家では、就寝時には必ず寝室に洗濯物を干して寝るようにします。
これでかなりの保湿効果があります。
バスタオルを2~3枚ほど吊しておくだけで、口の渇きはかなり減ります。
外気を取り込んでいる24時間換気のマンションの場合には、寝室の換気口は閉じて、別の換気口を開けておくなどして、外気が取り込まないような注意が必要です。
お風呂が終わったら開けっ放しにしておく
洗面所の構造にもよりますが、お風呂はとても加湿されているので、お風呂の湿度を家に回せるのであればそれもいいでしょう。
外気を取り込んでいる24時間換気のマンションの場合には、各部屋の空気の流れがすべて浴室の換気から外に出て行くので、浴室の湿度を部屋に回すのは無理があります。
注文住宅では加湿対策をしたい
冬場の加湿対策は、どんな家でも課題だと思います。
マンションで苦労している分、注文住宅ではどのような加湿対策をするのか、いろいろ検討をしています。
洗濯物
空気清浄装置
気密性
など、いろいろな面から検討が必要ですね。
加湿をする方法も必要ですが、一旦加湿した空気をどうやって逃がさないようにすべきかということ、そして、加湿をしすぎるとカビの原因にもなりますので、かならず乾燥をさせるための習慣も必要になります。
日本の気候はとても過酷ですので、いろいろ検討して良い案を出してみたいと思います。
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