太陽光発電は大賛成!できればすぐにでもつけたい。が・・・
まず最初に書いておきますが、太陽光発電は大賛成です。
私も、実際にはすぐにでも太陽光発電でオフグリッドがしたいです。
でも、2015年のこの新築のタイミングでの、ソーラーパネルの搭載を断念、太陽光発電を諦めることにしました。
2015年、太陽光パネル搭載・発電の採用を冷静に考える ~本当に投資回収可能か?のエントリーにも書きましたが、実際に環境が激変している状況です。
だからこそ、
みんながつけているから
i-smartは太陽光発電ありきだから
太陽光発電はロマンだから
地球にいいことしているから
一条工務店の営業さんが勧めるから
今さら、屋根の形が変わってしまうから
もう設計の最後の最後で、変えたくないから
などなどなどなど・・・・
様々な葛藤の中でも、太陽光パネル不採用を英断したのです。
太陽光発電によるメリットは10年以上先
そもそものきかっけは妻のひとことです。
太陽光パネルの売電って、結局、10年くらいはローン払っているだけなんだよね。
・・・はい、そうです。
「でもね、11年目から・・・」
11年も先のことなんて、誰にもわからないんじゃないかなぁ。
「・・・」
冷静に考えれば、そうです。
10年前から見た今の世界を見てみると、10年後の世界はやっぱり想像できません。
ITなどの業界にいるので、特に技術の進化のすさまじさには圧倒されています。
それに会社経営もいくつもやってきている中で、事業収支や投資についても普通の人よりは知識があります。
でも、、、、
「・・・でも、投資ってそういうものだからさぁ・・・」
というのが精いっぱい。
それよりも、
南に大きなマンションが建ったら、それで終わりだしなぁ。。。
などと、ネガティブな発想も大きくなりはじめる始末。
自分の中に様々な疑問が沸いてきた瞬間でした。
全量買い取りの契約が、再契約に・・・
結局、電気を全部売って、全部買うんだよね。
当初、全量買い取りの契約をしました。
20年間の買取金額の保証のある契約です。
ここでの発電予定は約30キロワット/h。
この時点では、
できるだけ発電してできるだけ売って儲けよう
早くパネル代を回収しよう
と、普通に太陽光発電をする人と同じ発想で考えていました。
ですから、余剰買取など全く考えていませんでした。
で、いろいろと進み、最終的な段階になってきて、売電についての契約が
太陽光の発電量が小さくなってしまったので、売電契約が現時点でのものに再契約になってしまいます・・・
「え”~~~~~~~!?」
そうなんです。
当初はソーラーカーポートも考えていたこともあったので発電量が大きかったのですが、トータルで10キロワットくらいになってしまったため約20キロワットの減量になると、契約のし直しになってしまうとのこと。
なんともまぁ・・・こんなことってあるんですね。
全量買い取りから、余剰買取に変更しようと思ったが・・・
そんなわけで、いずれにしても再契約となったため、この際、余剰買取に変更しようと思ったわけです。
売電の全量買い取りは、20年保証だが金額が少ないのですが、売電の余剰買取は10年だが金額が少し多いということです。
そこで余剰買取の場合には、10キロワット以下にするという話だったので、10キロワット以下にどうやってしようか考えました。
しかし間取りと屋根のバランスから、どうやっても10キロワット以下にならなかったのです。
そこで案を考えました。
太陽光パネルを9.9キロワットにし、そのほかをダミーパネルにできないか?
15キロワットくらいは載りそうだったので、ダミーパネル分が5キロワット相当・・・つまり、2:1の1の割合くらいがダミーパネルとのことです。
当初の予定では、ダミーパネルは太陽光パネルの見積もりで考慮されていなかったので無償と思っていましたが・・・
ダミーパネルの量が多いので、ダミーパネルを無償にすることができないのです。
ということになりました。
私 : であれば、どういう案があるのですか?
営業 : パラペット屋根などにしてもらうしかありません。
つまり、屋根が平らになるということです。
うーむむぅ・・・・
今度は発電量の削減ができない状態になってしまったのです。
10キロワット以上で余剰買取にしたかったが・・・
よくよく調べてみると、売電の余剰買取には10キロワット以下というルールではないという情報を見つけました。
一条工務店の営業さんに話をしても、あまり明確な情報がなく調べてもらい、それが可能だということがわかりました。
であれば、現在の15キロくらいで余剰買取で契約すればいいんじゃないだろうか?
ここまでの間に、少しづついろいろな情報や分析をしながら、2015年、太陽光パネル搭載・発電の採用を冷静に考える ~本当に投資回収可能か?というエントリーにまとめることになったのです。
だんだん、太陽光パネルを載せる情熱が失せてきました。
太陽光パネルを最小で載せたい
太陽光パネルの発電量を考えると、最小で乗せるということには意味があるのではないかと考え始めました。
売電の余剰買取だとどうせ10年後には買取金額は保証されないし、子供たちは家を出ているかもしれないし、その頃に自宅で使いきれないかも・・・
つまり、15キロ/hもいらないので、5キロ/hくらいにできないか?というモードになってきていました。
将来的には蓄電池もしたいけれども、それを導入するためにはまたコストがかかるだろうし、売電しなくとも自分が住む分だけをオフセット(相殺)していけたらいいんじゃないだろうか?と。
売電で儲ける から 自分で消費する分を賄う
こんな風に太陽光発電をするための私の中の理由が変化していったのです。
そこで設計士さんに相談したのですが・・・10キロワット以下にしようとする時に検討したようにダミーパネルの話が出てきたのです。
減らした分だけダミーパネル代がかかるということに・・・それはちょっと本末転倒だと再考することになったのです。
片流れ屋根から切妻屋根に
こうなると、発電量を小さくするためにどうやったら屋根を小さくできるか?という話になってきます。
片流れの屋根を2つ組み合わせたり、いろいろ検討しましたが、結局、パラペット屋根で補うことしかできませんでした。
そこで、片流れ屋根から切妻屋根に変えるということを決断したのです。
切妻屋根であれば、家全体を屋根で覆えます。
ですから、片流れ屋根+パラペット屋根(平坦)という組み合わせにはなりません。
私はどうしてもこの組み合わせが嫌だったので、大きな1つの屋根で家を覆いたかったのです。
そこで、切妻屋根にし、南側だけに太陽光パネルを載せるということで検討をしてみました。
しかし、まだ減りません。
実際、片流れ屋根では1.5寸勾配で作っていたのですが、切妻屋根で3.5寸勾配にすると、屋根が高くなる分面積が増えるのです。
ですから、それが両方向に分かれたとはいえ、片流れとほとんど変わらないくらいの太陽光パネルの搭載量になってしまったのです。
太陽光パネル、不採用の決断
ここまでくると、もう太陽光パネルを載せる理由はありません。
太陽光パネルを載せちゃダメだ、というメッセージなのかもしれない
そんなことさえ思いはじめました。
そして、i-smartなのに切妻屋根で太陽光パネル/発電の不採用ということになったのです。
i-smartで契約をしたのも、太陽光パネルの搭載が前提だったからです。
他のシリーズにしなかったのも、太陽光パネルの搭載が前提だったからです。
この際、違うシリーズでも検討してみるかなぁ。。
なんて、図面設計タイムリミット寸前のスケジュールで、血迷うところでした。笑
3.5寸勾配にしておけば、将来的にも太陽光パネルの搭載はできるでしょう。
ですから、太陽光パネルの値段が下がり、蓄電池の値段が下がり、全体での投資回収がもっと早くできるようになれば、ぜひまた搭載を考えてみたいと思います。
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