一条工務店i-smartなのに切妻屋根を採用!(しかもソーラーパネル不採用)

i-smartなのに切妻屋根(一条工務店のi-smartでは珍しい切妻屋根)

i-smartの外観

一条工務店のi-smartは、その外観に特徴があります。

色や形は多少違えど、一度検討したことのある人であれば、一発でわかりますよね。

一番の特徴は、ハイドロテクトタイルでしょうか。

やはりあのタイル張りの家は、ある意味で目立ちますよね。

あと、特徴といえば、ソーラーパネル太陽光発電システム)を乗せた屋根ですね。

片流れ(かたながれ)屋根という酒類の屋根の形をしていますが、一方方向(片方)に流れているのでそう呼ばれています。

片流れ屋根を流行らせたのは、一条工務店のi-smartとi-cubeといっても過言ではないでしょう。

一条工務店i-smartで採用できる屋根の形

屋根の形を決めるというのは、家の設計の最後の最後。

間取りが決まらないと、家の屋根は決まらないのです。

あるいは、太陽光パネル搭載ありきであれば、最初かもしれません。

屋根の形にはいろいろありますが、一条工務店i-smartで採用される屋根は片流れ屋根

片流れ屋根には勾配が選べ、1.5寸勾配と3.5寸勾配とがあります。
(一条工務店i-cubeではもっと多くの種類から選べます。)

屋根の角度が緩やかなのが1.5寸勾配、外観の角度がかなりキツイのが3.5寸勾配です。

あと、一条工務店i-smartで選べる屋根には、陸屋根(りくやね)があります。

陸屋根は陸(りく)の屋根とあるように、マンションのような平らな屋根です。

あとは切妻屋根(きりつまやね)です。

いわゆるログハウスなどの三角屋根をイメージしてもらうと良いでしょう。

一方、一条工務店i-smartで採用できない屋根は、

寄棟屋根
方形屋根
はかま腰屋根
入母屋屋根
招き屋根
越屋根

などです。

あと、一条工務店i-smartでは屋上は作れません。(残念)

採用できるものを整理すると

片流れ屋根
切妻屋根
陸屋根

になります。

屋根っていろいろあるんですね・・・

でも、

屋根の形が決められる
屋根の形を決めろと言われると・・・
迷ってしまう!
外観イメージって。。。

・・・そうですよね。

何がどう違うのかよくわかりませんから。。。

一条工務店i-smartにおける屋根の特徴

それぞれの屋根の形は、好き嫌いがいろいろありますよね。

形は大切なことの1つですが、屋根の形にもそれぞれにいろいろな得意や不得意があります。

一条工務店i-smartにおける片流れ屋根の特徴

一条工務店i-smartでは太陽光パネルを採用する人が多いと思います。
太陽光パネルをできるだけ多く乗せたい(発電量を増やしたい)場合、最適な方位に向けて一番多く乗せられるのは片流れ屋根です。
なぜなら家の屋根全体を同じ方向に傾けることができるわけです。
また、家の建設向きによっては、南と東にパネルを分けて片流れ屋根で乗せる場合もあります。

片流れ屋根は1.5寸と3.5寸の屋根を選ぶことができます。
小屋裏収納をつける場合には、3.5寸の屋根にしないと、それなりの空間が確保できません。

また、片流れ屋根は屋根の継ぎ目がない分、耐久性は高いと言われています。
一方、片方に水や積雪が流れるので樋に負担がかかりやすかったり、雪止めは必ずつけないと落雪で事故になりかねませんので注意が必要です。

太陽光パネルあるいはダミーパネルの乗せられない部分の屋根は、パラペット屋根という屋根がない状態(ベランダのような状態)になることが多いようです。

一条工務店i-smartにおける切妻屋根の特徴

一条工務店i-smartで切妻屋根を採用している人は希少です。

勾配は3.5以上が可能で、標準的な屋根あるいは太陽光パネルのことを考えれば3.5寸で作るのが良いでしょう。

切妻屋根は家の中心線に一番高い部分が来ることが多いですが、ずらすこともできるようです。

また、切妻屋根の場合にはほとんどがスレート素材の屋根になります。

スレート素材は耐久性が高くとてもよく使われている素材です。

屋根の形は間取りによって変わります。

屋根は家全体を覆いますので、家の間取りがデコボコしていると、屋根がその分だけ切れていきます。

端がガタガタした屋根を見たことがあるかと思いますが、あれは間取り上、仕方がないのです。

また、屋根の頂点もいくつかに分かれることもあります。

1つの大きい屋根で屋根の一部を切っていくパターンか、屋根を分けていくつも架けるかの、いずれのパターンになります。

一条工務店i-smartにおける陸屋根の特徴

おもに一条工務店i-cubeで使われている陸屋根ですが、一条工務店i-smartでも採用できます。

マンションのようなすっきりした平坦な屋根になります。

屋根の素材は、ガルバリウムというものになります。

また、太陽光パネルがかからなかった部分は、パラペット屋根も同じように見えますが、仕様はベランダのような状態のものになりますので陸屋根とは異なります。

一条工務店i-smartなのに切妻屋根を採用!(しかも太陽光パネル不採用)

i-smartなのに切妻屋根を採用!?
しかも、太陽光発電&パネル不採用!?

2015年現在、一条工務店i-smartを検討している人にとっては?????がつくかもしれません。

でも、いろいろと考えに考え抜いた末に、この決断になりました。

2015年、太陽光パネル搭載・発電の採用を冷静に考える ~本当に投資回収可能か?のエントリーも書きました。

当初より太陽光パネルありきで考えていたのですが、最後の最後に太陽光パネル不採用となったその経緯は別のエントリーにするとして、この太陽光パネル不採用の決断が大きかったのです。

ただ、それでも片流れでずっと考えてきた屋根を最後で大胆に変えるのには躊躇しました。

発電量を少なくするだけであれば、切妻屋根にして3.5寸勾配で片側だけに太陽光パネルを乗せることができる

ということでベストな状態で乗せることはできたのですが、

太陽光パネルの発電量を少なくした場合にダミーパネルでのオプション代がそれなりにかかる

ということがわかり、完全に断念しました。

ですから、太陽光パネルを乗せるというのはまた住んでから考えることにしました。

ほとんど見えない屋根に、外観にどこまでこだわるのか?

注文住宅という、屋根が考えられる機会があったからこそ、屋根のことを考えた

これが正直なところです。

それまで、屋根などほとんど見ませんでした。

考えろと言われて、はじめて周りの家の屋根をみはじめて、「あ、こんな屋根だったんだ!」と気づく程度です。

つまり、

外観といっても、屋根なんて、ほとんど見ていない

のです。

まあ、印象は変わるのでそれはそれで重要ですが、

屋根は見慣れる!

のです。

今は片流れ屋根がそれなりにありますが、当初、片流れ屋根はとてもかっこ悪いなんて言われていたそうです。

でも、それがトレンドになってしまえば、受け入れられてしまうのです。

それに、

屋根を見て生活しない!

ですよね。

家の周りから屋根は見れません。

それよりも、機能的な屋根だったり、遠くからみた印象のほうが大切だと思います。

私の実家は陸屋根なので、豆腐のような家にあまり抵抗感はありませんでした。

だから陸屋根でも良かったのですが、三角屋根でも良いなぁと思っていました。

最初は、一条工務店i-smartの片流れもまるで変だと思っていましたがどんどん慣れてきて、

片流れのほうが良いね

という感じまできて、最後の最後で、切妻屋根になりました。

切妻屋根は機能性も高く実用的で、スレートの耐久性もそれなりに高く実績もあります。

後から太陽光パネルを乗せるにも最適な3.5寸勾配ですし、将来に太陽光パネルを乗せた時に必要な設備の設計もしておきました。

太陽光発電も次の時代へと変わる中で、一条工務店i-smartで切妻屋根を採用する人も増えるのではないでしょうか。

そんな人の参考になればと思います。

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