美しいグリーンカーテンをつくる
グリーンカーテンを作ろうとすると、どうしても実も欲しいと欲張りになります。
グリーンカーテンのメインは、葉で日差しを覆うこと。
ですから、目的を失わず、グリーンカーテンとして、日よけをつくることを忘れずに育てましょう。
そんなわけで、美しいグリーンカーテンを作るためにやっておく5つのことをまとめます。
1.葉をメインに植物を選ぶ
グリーンカーテンをつくるためには、葉が覆い茂ることがメインです。
しかも、日差しを遮りたいのは、夏だけ。
ですから、夏だけ元気な植物を選ぶのがポイントです。
冬も遮りたい(日差しではなく、垣根のような視線を遮るなど)ということであれば、一年中緑が覆い茂るものを選ぶ必要があります。
一番育てやすいのは、ゴーヤ。
ひょうたんやヘチマは、それなりに実が大きく重量があります。
ホップなども良いですが、花が咲くと、かなり蜂などが寄ってくることがあります。
ゴーヤは葉も多く、比較的育てやすく、夏の間は葉が覆ってくれることからゴーヤを使うことが多いのです。
2.早めの摘芯
苗を植えてからそのまま放置をしても、それなりにグリーンカーテンはできます。
しかし、綺麗なクリーンカーテンを作るには、それなりの葉が必要です。
葉が必要ということは、その分だけツルが必要です。
ツルの数だけ葉が出てくるので、やはりツルが多い方が良いです。
摘芯をするタイミングが後になればなるほど、地上から遠い上の方で広がっていきます。
摘芯をすると、倍、倍とツルが増えていきますが、それでも、摘芯をするタイミングは連続して行うことはできません。
ですから、子ヅル、孫ヅルという形で広げていくにしても、2~3節を残すことにはなるので、それなりに期間を空ける必要があります。
ですから、できるだけ低い位置で摘芯し、摘芯で伸びた子ヅルもきちんと摘芯をすることが大切です。
3.意図的にツルを網に誘引させる
ツルは自由きままに、行きたい方向へ伸びていきます。
風で煽られて、たまたま引っ掛かれば、そこを中心にツルが網を伝っていきます。
また、何かの拍子に外れて、方向違いの方向へ伸びていくこともあれば、同じ場所をいくつものツルが重なって伸びていくこともあります。
ですから、ツルを意図的に誘引し、面でカバーするようにしてあげることが大切です。
場合によっては、麻紐などで固定するなどして、移動しないようにしても良いでしょう。
4.定期的に肥料を施す
グリーンカーテンは、元気に見えることから、ほおっておいてしまう傾向にあります。
ですが、一つの茎から何メートルものツルが伸びていることから、それなりに肥料を食います。
ですから、ちゃんと追肥を施すことが大切です。
特に、実ができる時には、それなりに肥料を消耗するので、実をつくるということであれば、取った後にでも追肥を絶やさないことが大切です。
2週間に一度くらいは施して、元気さを保つことが大切です。
5.花や実をとって、ツルと葉を伸ばす
グリーンカーテンの目的は、ツルとそこに覆い茂る葉。
実は欲しいですが、そんなに多くは必要ありません。
ですから、必要分だけを残して、それ以外は、大きくならないようにした方が良いです。
花の状態で取ってしまうことが一番良いですし、実がついても小さいうちに取ってしまえば良いのです。
とにかく実をつけさせなければ、ツルに負担がかからないので、どんどん成長していきます。
どうしても実がなると、それを小さい時に取ってしまうということを躊躇しがちですが、どんどんとっていくことをオススメします。
グリーンカーテンで快適な空間を
美しいグリーンカーテンを作るために必要な5つのことのまとめ。
1.葉をメインに植物を選ぶ
2.早めの摘芯
3.意図的にツルを網に誘引させる
4.定期的に肥料を与える
5.花や実をとって、ツルと葉を伸ばす
みなさんの快適な夏を応援します!
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