生ゴミ処理機の選び方 ~補助金の活用から堆肥(肥料)の作り方、5つのタイプ別完全ガイド

キッチンの生ゴミをどうにかしたい

キッチンからはどうしても生ゴミが出ます。

生ゴミといっても色々ありますが、魚や肉、野菜や果物など、調理をすれば必ず皮や種などを除きますし、食べ残しなども出ます。

全てとは言わずとも、できる限り生ゴミは減らしたいものです。

そんな生ゴミの量を減らす方法の1つとして、生ゴミ処理機(コンポストボックス)の利用をオススメします。

生ゴミを処理することに加え、堆肥(肥料)も作ることができるものもあります。

生ゴミ処理機(コンポストボックス)とは?

コンポストボックス、あるいは段ボールコンポストなどを聞いたことがあるかもしれません。

あるいは、生ゴミ処理機、生ゴミ発酵機など、名前はいろいろありますが、大まかな目的は同じです。

生ゴミ処理機は、台所から出る野菜や果実の皮などの野菜くずを処理するためのもので、主にゴミの量を減らすことを目的とした装置です。

ですから、各自治体が可燃ゴミの処理量を減らすために生ゴミ処理機購入のための補助制度などを作っています。(詳細は後述)

また、その生ゴミ処理機の多くはコンポストボックスと呼ばれる、肥料(堆肥)をつくることができます。

生ゴミを乾燥させたり発酵させたりしながら、体積を減らし、そのついでに肥料を作ってしまうという便利なものです。

そんなうまい話があるのでしょうか?

そんな疑念を持つ人もいるかもしれません。

でも、有機肥料(オーガニック肥料)と呼ばれる天然成分の肥料は、そうした自然のものを発酵・分解して作られています。

自然の世界ではこういったことが自然に行われていますので、その原理を応用しようというものです。

生ゴミ処理機&コンポストボックス(堆肥コンポスター)を導入する5つの方法

生ゴミ処理機&コンポストボックスにはいろいろな種類があります。

大きくは、乾燥させるタイプと、発酵・分解させるタイプとに分かれます。

大きく5つの方法に分けて、メリットとデメリットを整理してみました。

乾燥させるタイプの生ゴミ処理機

電気で乾燥をさせるタイプです。
臭いは水分があることで腐食が進むので、とりあえず乾燥させれば臭いが出る可能性が減ります。
乾燥した野菜などはそのまま肥料にすることはできますが、乾燥しただけなので堆肥ではありません。

メリット

投入するだけなので手軽
家の中でも可能
臭いの心配がほとんどない
虫の発生の心配がほとんどない

デメリット

処理する量が小さい
乾燥に時間がかかる
電気が必要なのでコンセントが必要で設置場所が特定される
電気代がかかる(それほど高価にはならない)
本体が他の方法よりも高価
単に乾燥させただけのものなので、そのままでは堆肥にはならない

こんな人にオススメ

とにかく手軽さを重視
生ゴミの臭いを消すことが目的

発酵・分解させるタイプの生ゴミ処理機(非電化、室内向け)

非電化で発酵・分解させるタイプで、室内で生ゴミ処理が可能です。
発酵液などがでにくいので、汚れにくくなっています。

メリット

投入して混ぜるだけなので、比較的手軽
家の中でも可能

デメリット

分解させるための土や分解させる発酵促進剤のコストがかかる
臭いが出ないとは限らない
汚れる心配がある
虫などが湧いた時に室内だと大変

こんな人にオススメ

手軽さを重視
電気を使いたくない
堆肥を作りたい

発酵・分解させるタイプの生ゴミ処理機(屋外向け)

家の中で運用となると、それなりにコンパクトなものが要求されますが、屋外のタイプであるといろいろと制限が少し緩和されます。
大きさも臭いが出ることについても屋外であるということで少しは気楽に考えられます

メリット

投入して混ぜるだけなので、わりと手軽
屋外なので大きさのタイプが選べる
屋外なので汚れても多少は気にならない
虫などが湧いても屋外なので少し気にならない

デメリット

屋外なので雨の日の投入が面倒と思うことがある
屋外であるので季節によって発酵速度が変わる
分解させるための土や分解させる発酵促進剤のコストがかかる
臭いが出ないとは限らない
発酵液が落ちる

こんな人にオススメ

手軽さを重視
生ゴミの処理量を多くしたい
電気を使いたくない
臭いや虫の発生などを気にしたくない

段ボールで発酵させるタイプ

分解させるタイプの生ゴミ処理機(室内向け)とほぼ同じですが、実は段ボールでも簡単に堆肥ができます。
段ボールコンポストとも呼ばれていますが、段ボールに土と発酵促進剤を入れるだけで発酵が可能です。
自治体でもやりかたを学べる教室もあります。

メリット

投入して混ぜるだけなので、わりと手軽
家の中でも可能

デメリット

分解させるための土や分解させる発酵剤のコストがかかる
臭いが出ないとは限らない
汚れる心配がある
虫などが湧いた時に室内だと大変

こんな人にオススメ

まずは一度、手軽に始めてみたい

自作で屋外で自然の力に任せるタイプ

私は上記の4つも検討をしましたが、最終的に自作DIYでコンポストボックスを作りました。
庭の一部に畑があることから、畑の一部として自然の力を利用して生ゴミを処理していくという考えで自作しました。

コンポストボックス(堆肥コンポスター)

メリット

ほとんどランニングコストがかからない
できる堆肥の量が多い

デメリット

屋外なので気候により様々な影響を受ける
虫の発生、臭いの発生の可能性が高い
捨てるのが外なので、手間がかかる

こんな人にオススメ

畑での栽培をしている
手間も楽しめる

なお、コンポストボックスを作りたいと思った方は、栽培に関するサイト「バジルと大葉の育て方とレシピ」のコンポストボックス完全ガイドをご覧ください。

 

冬などで、太陽が当たらず発酵が進まない時には?

屋外のものは太陽が当たったりある程度温かくなることが前提ですが、冬などは発酵が進まないことがあります。

そんな時には、発酵促進剤を入れることで、微生物の分解が早くなります。

コンポストボックスの助成金

自治体によってコンポストボックス設置について助成金が出るところがあります。

助成金には上限がありますが、購入した際に一定額を負担してくれるという制度がほとんどです。

以下の検索ボックスに住んでいる市の名前を入れると、自動で生ごみ処理機 購入費補助金の情報が出ます。

ぜひ、購入に助成金を利用するのがいいですね。

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