一条工務店i-smartの天井高が2400から2600に
これまで、一条工務店i-smartの天井高は2400が標準でしたが、天井高2600になるオプションが登場しました。
あまり大々的には公表されていませんが、2015年5月頃より設定がされたようです。
一条工務店i-smartの天井高2600のオプション価格
天井高2600のオプション価格は、一階の坪単価+2万円です。
1階のみが2600にでき、2階は2600にできません。
ですから1階の面積に対しての追加料金になるとのことです。
天井高が2600になる部屋、ならない部屋
では、1階がすべて天井高が2600になるのでしょうか?
実はそうなりません。
主に、リビングやダイニング、玄関ホール、洋室などは2600になりますが、それ以外はならないと考えた方が良いです。
部屋の表記上によって決まりますが、
などは、2400のままだそうです。
これが何故かはよくわかりません。
推測になってしまいますが、標準品の高さが2400で設定されているものなどの都合かな?と思ったりします。
ほとんどの商品が組み立てられた状態で運ばれてくるので、その上の20センチをどうするのか?という内容が解決できないのだと思います。
納戸が低いのは残念ですね。
天井が2600になることによる変更点
1階の天井が2600になるということで大きく変わるのは、階段です。
階段が1段増えます。
ですから、これまで直線で3マス、ボックスで1坪必要でしたが、ここに弱冠の変更が出ます。
ですから、これまで設計していた内容がそのまま2600に変更できるか?というと、構造上難しいことがあるようです。
たとえば、直線で3マスの場合、上に1段か下に1段増えることになるので、たとえば、下の4マス目に窓があった場合にはそこに手すりがかかるため、窓を諦める必要が出てきます。(細窓にはなると思いますが)
そのほか、まだ実績がないので不明点が多いそうで、ではエアコンの位置は高くなるのか?ダイニングの換気扇はどうなるのか?など、設計してみないとどうなるかわからないということも多いそうです。
天井を2600で設定できる人、できない人
天井が2400から2600にできる主な対象は、土地に余裕がある人です。
天井が上がるということは、それだけ建物の高さが変わるということです。
もちろん、いろいろな条件で変わりますが、たとえば、屋根の勾配や屋根裏の状況、周囲の状況によって、高さ制限にひっかかる可能性があります。
北側斜線制限がひっかからなければ、大抵の場合にはいけそうです。
一条工務店i-smartの天井を2600にすべきか?
天井を2600にすべきでしょうか?
もちろん、2400の天井髙よりも2600にできればしたいものです。
天井高が2400で諦めた人も多いようですので、2600のオプションは魅力だと思います。
しかしこれまでに書いたとおり、高さが変わるのは一部の部屋であり、しかし高さの対象は一階の面積になるので、そのメリットが得られる人というのは限られてくることでしょう。
特に、二階にリビングを設計している人にとっては意味がほとんどないでしょうし、一階の対象となる部屋が1/2以下になってしまうと、坪あたり4万円のプラスと考えざるをえません。
また、設計を初めている人にとっては、公平を期する?とかいう理由のために、契約した時の坪単価が適応されず、新しい坪単価で契約するということになっています。
ここのところ、どのメーカーもそうですが、円安や動労単価が上がっていることから、建設費が高騰しているため、坪単価が毎月のように上がっています。
ですから、契約をした時に坪単価からすでに何千円かプラスになっていることもあります。
このオプションを選択すると、家全体の坪単価が上がることから、単に2600オプションの坪単価が加算されるだけでなく、家全体の坪単価も上がることになります。
たとえば30坪の場合、15坪の2万円のオプションに加え、家全体でたとえば5千円の単価が上がっているとなると、
家全体: 30坪×5000円=15万円
一階 : 15坪x2万円=30万円
合計45万円
ということで、30坪で坪単価が1.5万円もアップすることになります。
何をもって公平か?という言葉にはかなり疑問を持ちますが、これは変えられないようなので諦めるしかありません。
これから検討される方にとっってはとても良いと思いますので、できれば2600にすることを前提に進めて諦められれば、新しい単価を適当されることもないと思いますので、そうすることとオススメします。
(これでが公平なのか疑問ですが。。。笑)
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