地盤調査報告書には地盤改良の必要性が。
液状化の可能性を指摘された地盤調査結果をもとに、ソイルセメントによる地盤改良のアドバイスがありました。
地盤改良の種類
家は、固い地盤に建てないと地面が沈んで歪んでしまいます。
地表から浅い部分に固い地盤があれば、布基礎を作れば良いですが、少し深い部分にしか地盤がなければ、ベタ基礎を作ることになります。
しかし、べた基礎では安定しないような柔らかい地盤の場合には、安定部分が必要になります。
昔であれば杭打ち(くいうち)といって、ビルなどを建てる際に長いコンクリートの杭を打ち込んでいる姿があると思いますが、そのようにして杭を打ち込まなければなりませんでした。近年では、その杭を打つのと同じ効果になるよう、細長い筒状の穴を掘り、そこにセメントを流し込んで杭状のものを作るソイルセメントという方法で作ることが多くなったそうです。
そのソイルセメントの杭の上にベタ基礎を作ることで、安定した家が建つという仕組みです。
(2015年に問題となった件は、杭が堅い地盤まで届いていなかったという問題で、この地盤調査が不適切で虚偽の報告をしていたということです。)
地盤調査では、どの深さまでどんな土の種類があるのかということを実際に筒状のものを地面に入れて調べます。
深さによって音の鳴り方や実際に採取した砂利や土などを分析して、どの程度の地盤改良が必要かということを報告します。
べた基礎 + ソイルセメント の地盤改良
自沈層が連続して確認されています。建物の水平性能を長期的に維持する為に、根本的な対策が不可欠と判断しました。
そんなわけでわが家は、地盤改良が不可欠という判断が出たわけです。
まあ、昔からの田園地帯ですから、仕方ありません。
ただ、海辺のように軟弱地盤が進行しているということもありません。
そして、
べた基礎+ソイルセメント
という結果になったわけです。
施工の長さは、地中に3.5メートルとされています。
こうした田園地帯では想定の範囲のようです。
もっと深かったり、もっと大規模に改良しなければならないこともあるとのことで、若干の安心はあるものの・・・さて実際のお値段は・・?
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