壁の石膏ボード(別名:ブラスターボード)に、14キロの重いホワイトボードを取り付けるための方法
子ども部屋の壁をホワイトボードにしたいということから、ホワイトボードの種類を調べることにしました。
そして決定したのは、コストと手軽さから、
ホワイトボードそのものを、壁に取り付ける
ということです。
壁紙を剥がして貼り付けるというのは二度手間ですし、もし仮にホワイトボードが要らなくなった場合にも、取り外した後にまた壁紙を貼らなくてはなりません。
かといって壁紙の上に取り付けるにはコストが高かったり、磁力が弱かったりします。
ですので、市販のホワイトボードを壁に取り付けることにしました。
そしてそのホワイトボード探しもいろいろした結果、イケアのホワイトボードに決まりました。
ここまでは良いのですが、車で運んで来てから思ったのは、
これって、壁に取り付けられるのか?
ということです。
つまり、
超、重い
のです。
サイズは、
181 cm x 91 cmで、厚みが2 cmです。
で、重さは、
13.58 kg
3歳児並の重さです。。。
壁に取り付けたところで、落ちてきたら危ないです。
たしか壁は、石膏ボード(別名:ブラスターボード)です。
石膏ボードというのは、素材がボロボロでネジがと締まりません。
でも、石膏ボードの後ろに板があれば良いのですが、そうした壁補強をしていれば良いのですが、、、通常は空洞です。
ですから、ネジが止まらない=壁に重いものは取り付けられないのです。
さすがにホワイトボードをつけるから壁補強のオプションをつけたかというと、そんなことは想像もできませんしね。。。
そんなわけで、
石膏ボード(別名:ブラスターボード)に、
14キロの重いホワイトボードを取り付けるための方法
を探し、そして取り付けたので、それを解説します。
石膏ボード(別名:ブラスターボード)に、ネジが締まらない理由
石膏ボード(別名:ブラスターボード)とは、石膏(せっこう)という耐火性(燃えにくい)材料で作られているものです。
それを板状にして板紙で包んだもので、安くて丈夫、そして断熱・遮音性が高いので、ほとんどの家の壁や天井に使われています。
壁紙の下は石膏ボード(ブラスターボード)です。ですからわが家で新築入居たった3ヶ月で壁紙を貼り替えた時に出てきた少し黄色みのあるものが、石膏ボード(ブラスターボード)の表面です。
この下はというと、、、
空洞です。
この写真にある灰色の壁は、石膏ボード(ブラスターボード)の裏側です。
この手前にもう一枚貼るので、当然ながらその間は空洞ですよね
ネジの締まらないスカスカ素材の石膏と
その奥が空洞
ということですから、通常のネジは締まらないのです。
壁をコンコンと叩いて、、、
響くような音がするのが、この写真の縦の木がない空洞の部分
詰まっているような音がするのが、木の部分
です。
ですから、木のところにネジを締めれば締まります。
ですが・・・
そんな都合の良い場所に木があるわけではありません。
ですから、他の方法を考える必要があるのです。
一条工務店i-smartの壁の厚さ
わが家の一条工務店i-smartの壁(石膏ボード/ブラスターボード)&壁紙を含む厚さは、
12.5mm
です。
次に説明するアンカーを選ぶ時に、壁の厚さがわからず営業の人に聞きました。
家のタイプなどによって異なりますが、一般的に10~12mmくらいだそうです。
ホームセンターでネジを買う時に、ここで止まってしまったので、メモしておきます。
アンカーでネジを固定する
そこで登場するのが、
アンカー
と呼ばれるものです。
アンカーとは、船の錨(いかり)などと呼ばれるものですが、壁の中にネジの相手となるものを埋め込むモノのことを言います。
木ネジは、ボルト/ナットでいえばボルト。
アンカーは、ナットになります。
アンカーだけを埋め込むものもありますが、私はアンカー付きのネジにしました。
しかも下穴(あらかじめドリルで穴を開けるなど)が要らないタイプです。
設置は簡単です。
このアンカー付きのネジをそのまま電動ドライバーで入れ、
そこから逆回転をさせてネジを抜くことで、
アンカーがが中で広がり、ナット部分が設置される仕組みです。
これで、石膏ボードにナットが埋め込まれた状態になります。
アンカーネジの選び方、買い方
アンカーを買いにいくと、種類が多くて戸惑います。
私が感じたメモを書いておきます。
アンカーを別に買うのか、一体を買うのか
アンカーだけ買って、ネジを別途買うということも、もちろん良いです。
そのほうが、ネジの種類をいろいろと選ぶことができます。
ただ、下穴を開ける必要があるので、その点は注意が必要です。
一体となっているものは、そのまま使えるので便利ですし、下穴も必要ないことが多いです。
ですが、ネジを選ぶことができません。
私はちょうど一体となっているネジがそのままホワイトボードにひっかける部分に適合をしたので、そのまま使うことにしました。
耐久加重/重量の計算
また、耐久重量によっても、ネジの種類が変わります。
ネジのサイズや長さ、石膏ボード(ブラスターボード)の厚さによって、耐久重量が異なります。
わが家で使ったホワイトボードは、おおよそ14キロです。
2点で支えるのでそれぞれの耐久重量が7キロあれば大丈夫です。
(1点あたり7キロ、2点支えで14キロ支えることができます。)
なので、ホームセンターで7キロ支えることができるもので、念には念をいれて8.5kgのものを買いました。
なお、わが家は片一方の支えには柱があったため、アンカーを付けずにネジを取り付けました。
ボードの向こう側に何かがあるとアンカーは付けられません。
柱はもちろん、柱ギリギリでもアンカーが開かず、設置できないことがあるので注意が必要です。
これでようやくホワイトボードが取り付けられる準備ができました。
あとはひっかけるだけで完成です。
そして、完成です!
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