高気密・高断熱住宅の、寒暖差の激しい春と秋の過ごし方(3) ~風を取り込む家の窓(引き戸と開き戸)の選び方

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風を取り入れることを前提とした、窓の考え方

風を取り入れる間取りを考えることによって、家の風の通り道への意識が高まります。

ですが、風は適度に入って欲しいと考えます。

あまり強い風がどんどん入っても困りますし、朝晩の寒暖差の激しい日だと、夜寝る時には暑くても明け方には寒くて風邪をひいてしまっては残念です。

ですから、適度に風を調整したいと思うのですが、それには窓の仕様/選択が関わってきます。

間取りを考えている時には考えたこともないような窓への期待が、住んでみてからわかってくるので、それをまとめたいと思います。

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風量調整から考える、窓の選び方

まず最も重要なのは風量です。

引き戸の場合、窓の開く幅を自在に変えることができます。

開き戸は、半開の部分で固定されます。

つまり、

引き戸は風量を調整できるが、開き戸は風量を調整できない

ということです。

開き戸で、もうちょっと閉めたい・・・ということはできないのです。

どれだけ風が強くとも、弱くとも、一定の角度で止まってしまうわけです。

開き戸の半開固定

風量調整から考えると、引き戸が断然使いやすいです。

引き戸は風量を調節できる(温度と湿度)

引き戸の場合には、ほんの少しだけ開けておくということができますからね。

風の吹く角度から考える、窓の選び方

開き戸の場合、開く方向(向き)というものがあります。

右が開く、左が開く、といった具合です。

ですから、風の方向によっては、風が入ってこない可能性があります。

たとえば、わが家の東向きの面を見てみましょう。

開き戸の向きによる風の入り方

2つの部屋の窓がありますが、上の部屋の窓は開き戸下の部屋の窓は引き戸です。

この矢印の青い向きの風は両方の窓から入ります。

しかし、赤い矢印の風は入りません。

なぜなら、開き戸の窓ガラスが上から下に開く(実際の窓は左から右に開く)ので、南側に窓が移動するので風を遮ってしまうわけです。

どの方向からでも風が入るのは、引き戸なのです。

引き戸と開き戸を考えて間取りに反映する

引き戸と開き戸はそれぞれに長所と短所がありますが、風の取り込み方という点からも検討をしておくのがいいと思います。

寝ることが想定される部屋は、できれば引き戸が良いかもしれませんね。

たとえば寝室や子ども部屋などです。

書斎やリビングなどは寝ないので、開き戸でもいいかもしれません。

どうしても開き戸で設置したい場合には、2つの方向を変えておくという方法もあります。

引き戸の組み合わせ

こうしておけば、どちらからでも風を取り込むことができます。

ぜひあなたの家に、快適な風を取り込んでみてください。

 
つづく ~高気密・高断熱住宅の、寒暖差の激しい春と秋の過ごし方(4) ~ハニカムシェードとカーテンの効果的な使い方

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