マンションの24時間換気の構造
マンションの24時間換気は、吸気孔から空気を取り入れて、お風呂の換気で外に空気を排気しています。
わが家では空気孔が3箇所あるので、その3箇所から空気が吸い込まれて、風呂場まで空気が通り抜けていきます。
赤色が吸気(家に入る流れ)、青色が家の中の風の流れ、オレンジが排気(外に出る流れ)です。
この風の流れでは、
手動で止めない限り、24時間、365日続きます。
吸気口から入った空気がリビングや部屋を通り、廊下を抜けて、風呂場かレンジフードから外に排気されているのです。
マンションの24時間換気が寒い理由
この風の通り道が、冬場は冷気に変わります。
床暖房の上であっても、冷たい空気は重く下に沈む傾向にあるので、
熱い床暖房の上を冷気が走る
という、なんとも矛盾した構造になるのです。
その状態を回避するには、リビング側の換気口をふさぐのですが、それを忘れて寝室(右上の洋室)で寝ようとすると、、、
寝室にある換気口から猛烈な冷気を吸い込むのです。
寝室はまるで外のような寒さ・・・・
そしてその冷気はすべて風呂場に集まるので、
風呂場が寒いか、一時的に換気を止めると脱衣所の排気口がフル稼働するので、結局、脱衣所は寒い
という現象になります。
気密性能が高いということだけで、こういうことが起こってしまうのです。
なぜこのような空気の流れを作ってしまうのか
マンションは隣り合わせで家が連なっています。
本当は、浴室やトイレに窓や換気口がついていれば解決するのです。
必要な場所で、必要な空気の入れ替えができないのがマンション
なのです。
マンションの場合には、お風呂やトイレは、家の中心につくるしかありません。
だから、ベランダか廊下から、空気を入れるしかないのです。
注文住宅では絶対に解決したい
マンションの不便さ・不満を解消して、注文住宅では、トイレとお風呂に、絶対に窓をつけたいと思っています。
そして、キッチンにも局所換気ができれば、いくら換気扇を回しても、家じゅうの空気を吸い込む必要がなくなります。
真空の家の中の空気を外に出して、寒い空気をわざわざ家じゅうを取って入れ込む必要はないからです。
換気がどうしても必要なところは、必ず、外壁に面してある場所につくろうと決意しています。
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