同じ6畳でも広さが違うような・・・
注文住宅の住宅展示場のモデルルームを見ていると、どうも感覚が・・・ずれはじめました。
私の家は分譲マンション。
注文住宅のモデルルームのほうが断然大きく感じるのです。
なんか、広さの単位が違うのでは・・・
そんなことを思いながら営業さんに聞きました。
私: 何か畳数で広さが違うように感じるのですが。。。
営業さん: きっと、メーターモジュールだからですね。
私: メーターモジュール?
一般的にマンションなどはメーターモジュールという、畳や坪ではなく平方メートルで考えるメーターモジュールで計算されているということです。
そしてその畳は理論的な数字で、かつ、畳のサイズが違う!?と言われました。
畳の大きさが違う?
畳の大きさが違う?・・・そんなバカな。。。
最初は耳を疑いました。
でもたしかに、一人暮らしの家を借りた時には、実家の部屋の広さよりもどうも狭い印象を受けました。
そこで調べたところ、畳は地域や作りによって異なる、ということがわかりました。
京間 ・・・ 西日本を中心に使われていた畳のサイズ
中京間 ・・・ 中部地方を中心に使われている畳のサイズ
江戸間 ・・・ 関東を中心に使われていた畳のサイズ
団地間 ・・・ アパートやマンションなどで使われている畳のサイズ
一般的に、マンションでは団地間が使われており、注文住宅では中京間が使われます。
京間や江戸間はあまり使われなくなり、一般的に、畳のサイズというと、中京間か団地間になるようです。
坪と畳と平方メートル・平米(㎡)の換算 早見表
(※本来は尺の計算で下7桁まであるので、数字が弱冠ずれます。)
【1畳換算】
京間 1.82㎡
中京間 1.66㎡
江戸間 1.55㎡
団地間 1.45㎡
【1坪換算】
3.31㎡
京間 1.81畳
中京間 2畳
江戸間 2.14畳
団地間 2.29畳
ですから、一般的な注文住宅で使われているのは中京間であり幅910mm(3尺) × 長さ1820mm(6尺)の1.66㎡を基本としています。
畳と坪の関係
1坪は、畳(中京間)で2畳分。
つまり、
1820mm(6尺)× 1820mm(6尺) = 3.31㎡
になります。
ですから、8畳だと、13.25㎡になります。
(1.66㎡ × 8畳)
マンションでの8畳は団地間なので、11.56㎡になります。
(1.45㎡ × 8畳)
ですから、団地に対して中京間のサイズでいえば、同じ畳で8畳でも、1.17倍違うのです。
(13.25㎡ ÷ 11.56㎡)
逆に、中京間で8畳の場合、団地間だと、9.17畳になります。
(13.25㎡ ÷ 1.45㎡)
(※本来は尺の計算で下7桁まであるので、数字が弱冠ずれます。)
1畳以上広い計算になりますね。
・・・これは家全体でいえば、とてもインパクトの大きい広さです。
それは大きさが違う感じがして当然です。
坪と畳
畳はわかりましたが、坪は畳とどのような関係なのでしょうか?
家全体の大きさは坪数で書かれており、
間取りの部屋は畳数で書かれている
のです。
1坪は2畳ですが、
35坪の家を70畳の家とは言わないですし、
8畳の部屋を4坪とは言わないのです。
うーん、わかるんだけど、よくわからない・・・
どう使えばいいんだろうか(笑)
1坪は何畳?1畳は何坪?
間取りや坪単価などがあることを知った次に私を混乱させたのは、こうした広さの単位でした。
注文住宅で家を建てる場合、まずこのマンションの畳数マジックから頭を切り換えて、今の間取りと新しい間取りで本当にどれだけ広さが異なるのかをうまく掴んでいくことがコツになります。
でないと、思ったより広い家になってしまうことになりそうですので注意が必要ですね!
→ 平方メートル/平米(㎡)⇔坪数⇔畳数の単位・変換早見表, 平米, 畳の早見表はこちら
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