不動産登記は、婚姻や出産の戸籍登録と同じと考えてみよう
不動産登記は、司法書士さんの専売特許・・・ではありません。
不動産は個人なり法人なりの持ち物なので、それがそこに存在しているよ!と認めてもらうために国に届けるものです。
それって難しいの?
そう感じてしまいますよね。
では、
子どもが生まれたときに、戸籍の登録を代理でやってもらいますか?
結婚した時に、婚姻届けを代理でやってもらいますか?
そんなことをする人はほとんどいませんよね。
土地や建物も一緒です。
この世に初めて生まれた建物ですが、それを登記(国に登録すること)が特別な技術と資格がないとできないようなものではありません。
若干、婚姻や誕生とは少し違いますが、それでも考え方は同じなのです。
家を建てた時にする登記
家を建てた時にする登記は、主に建物の登記です。
土地の登記というものもありますが、大抵の場合には買ってから自分の所有となっているところに建てるので、何らか登記の手続きが終わっていることが多くあります。
土地の登記のほとんどは、名義の変更です。
大抵の場合には切り売りされているので、その土地の持ち主の変更をするわけです。
家の場合には、ゼロから建てる新築であれば、登記によって初めて存在する家になるのです。
(建て売りなどの家を買った場合には、やはり名義を変えるという手続きになります。)
私は注文住宅だったので、家を建てて、そこで不動産登記をするということになりました。
で、ほとんどの場合には、工務店の人が、
では、不動産登記をするので、書類を出してください。
と言われ、司法書士に頼むことを前提に話を進めてしまいますので、
自分で、登記をやります
と伝えましょう。
不動産登記をするタイミング
不動産登記をするタイミングによっては、司法書士さんに頼んだ方が良い場合があります。
それは、住宅ローンを組む場合などで時間が限られている時です。
住宅ローンを組む場合には、施工主の所有物になっていないと、担保設定ができないので、不動産登記が完了し、保存が終わっている必要があります。
ですから、書類を調べて不備がないかと確認し・・・という感じでのんびりやっていると、タイムリミットがやってきてしまうかもしれません。
そんな時には司法書士さんに頼んだほうが無難です。。。というか、そうしましょう。
それでも自分でやりたという場合には、予め調べておき、準備万端にしておけば、それほど大きなトラブルもなく進めることもできます。
費用面:自分でやった時と司法書士さんに頼んだ時
私の場合には、
自分の家なので、自分(この手)でこの世に誕生させたい
という、
わが子に戸籍を作ったような感覚
で自分でやろうと考えました。
もちろん費用面も大きいです。
不動産登記はだいたい10万円くらいかかる
というのが一般的です。
数日動いて10万円ですから、なんとかならないものか・・・
そんな思いから自分で登記する方法について調べました。
建物の不動産登記は簡単
建物を建てた時に申請をする登記には、建物表示登記・建物表題登記と建物保存登記があります。
建物表題登記とは、以前に建物表示登記と呼ばれていたもので、どのような建物であるのかということを記録したものです。
建物保存登記は、誰が所有者なのかという権利者を記録したものです。
この2つ、調べたところ、意外にも簡単にできることがわかりました。
三角定規を使うとか
製本しなければならないとか
相談したけれど気むずかしかったとか
ネットを調べると、いろいろな時代のやり方が混在していたり、地域によってクセがあったりしてぐちゃぐちゃなようなので、
2016年度版 不動産登記を自分でやる方法
をまとめてみようと思います。
登記申請までは2日あれば大丈夫です。
順次まとめていこうと思います。
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