芝生に喜んでいたら、蜂も喜んでいた・・・
芝生を敷いてとても庭が明るくなりました。
緑は全体を明るくしますよね。
砂埃も立たないし、フカフカと歩きやすいし。
そんな芝生にある来客がやってきているのを感じました。
どうやら、ミツバチのようです。
花もあるし、ミツバチは攻撃性もないので、まあ、いいだろう・・・・
しばらくほおっておきました。
でも・・・
芝生の上に降りて、どうやら何かをやっている様子・・・
・・・
・・・
・・・怪しい。
そこで調べてみると、どうやらこの蜂。
土蜂と言われている蜂で、土の中に卵を産んでいるらしい・・・
ぎょえーーーー、蜂が増殖してしまう。。。
それを知ってから、蜂に対する優しい気持ちが反転、どうやったら寄せ付けないようにするかを考え始めたのです。
土蜂の習性を知る
世の中では、蜂が減少して作物が育たないということもおきているようです。
ですから、土蜂をできれば殺したくないわけで、でも、蜂を増やしたくもない・・・
芝生で寝転がるということはしないにせよ、土蜂がブンブン飛んでいては近寄ることもできない。
ですから、土蜂を退治したいわけではなく、土蜂が寄ってこなければ良いわけです。
ということで、土蜂を寄せ付けない方法を調べたのですが、、、、これがなかなか出てこない。
蜂の駆除方法や、Q&Aサイトでは「諦めなさい」というアドバイスがたくさん・・・
でも何か方法はあるはず!と思い、まずは土蜂の習性を調べました。
土蜂は、幼虫に卵を産み付けて、その幼虫を栄養にして蜂が育つそうです・・・
恐ろしい・・・
ということは、この芝生の中に幼虫がいる・・・ということなんですね。
その幼虫がいなくなれば、土蜂は来ないはず
という方法で土蜂を寄せ付けないようにすることを考えました。
土蜂を寄せ付けないためには?
そういえば、、、、芝生には小さい幼虫がいたのを思い出しました。
緑色だったり茶色だったり・・・
よく見れば芝生に住んでいるのです。
その幼虫を探して産み付けているんですね。。。
土蜂を寄せ付けないためには、芝生に幼虫が生息しなければ諦めてくれるはずです。
芝生に住む昆虫は、コガネムシの幼虫などだそうです。
そんなわけで、農薬散布をすることにしました。
芝生への農薬散布
芝生への農薬散布ですが、わが家は芝生で子供が寝転がることがないということから実施することにしました。
もしそういう主旨の芝生や庭であれば、農薬散布はしてなかったかもしれません。
でも、とりあえず見た目と機能的に重要な芝なので、害虫駆除を行うことにしました。
一般的には、スミチオン乳剤と呼ばれる、数十年も定番で使われている蓄積しにくい割と安全性の高い農薬です。
これを希釈(薄めて)芝生に散布します。以前に園芸用でどうしても使いたかったことがあったので、わが家にはありました。
スミチオン乳剤を希釈して芝生に散布する
スミチオン乳剤の使い方にはこう書いてあります。
芝生へのスミチオン乳剤の散布
1000~2000倍に希釈
コガネムシ類幼虫、シバオサゾウムシ、シバツトガ、スジキリヨトウ
発生初期
6回以内
3L/平方メートル
最初に農薬を使う人にとっては少しわかりづらいので説明をしてみようと思います。
農薬を1000~2000倍に希釈
希釈とは薄めることです。
スミチオン乳剤が原液なので、これを水で薄めて使うということです。
1000倍にどうやって薄めるか?
これ、最初は戸惑いますよね。
まず、単位を整理しましょう。小学校で習いましたよね。
1リットル=1000ml
つまり、1mlを1リットルで薄めれば1000倍ということなのです。
そこで、スミチオン乳剤のキャップを見てみると、そこには7mlと書かれています。
キャップ一杯分が7mlなのです。
私が買ったジョウロは6リットルのものです。
もうおわかりですね。
スミチオン乳剤をキャップで6ml程度、
ジョウロ一杯分6リットルの水で薄めれば良い
のです。
1000倍といってもだいたいなので、少し薄めにしても良いでしょう。
ですから、キャップの半分くらいのスミチオン乳剤を、ジョウロの8割くらいの水で薄めるという感じでいけば、キャップに入れたスミチオン乳剤で手につくことも少ないと思います。
ジョウロに水を入れるときはゆっくりとしましょう。
水跳ねすると農薬が跳ねてしまいますし、勢いよく入れると泡がいっぱいになってしまいますので・・・
コガネムシ類幼虫、シバオサゾウムシ、シバツトガ、スジキリヨトウの発生初期
要するに、成虫には効かないということです。
幼虫の状態であれば効果があるので、できるだけ早い段階で散布しておく必要があるということですね。
もちろん土蜂対策ですから、成虫に卵を産み付けることはありませんので、大丈夫かもしれません。
6回以内
スミチオン乳剤の散布が6回とありますが、単位がよくわかりません。
これは1年で6回ほどに留めてくださいねということです。
とはいっても、発生する時期は決まっているでしょうから、春から秋にかけて、毎月散布しても6回くらいですね。
土蜂が飛び出したら幼虫が居るということでしょうから、それを目安に散布してもいいかもしれませんね。
3L/平方メートル
どのくらい散布すれ良いか?ということですが、3L/平方メートルと書かれているくらいは散布しても大丈夫ということです。
こんなに散布したら芝生全体で一体何リットル必要になるのか・・・と思ってしまいますが、ある程度芝生に染みこめば大丈夫でしょうね。
いざ、芝生にスミチオン乳剤を散布する
さて、芝生にスミチオン乳剤を散布しましょう。
まず、天候は重要です。
晴れた日に
あまり風がない日
を選びましょう。
そして、
周囲に人があまり居ないか
洗濯物がない
足にかかっても良いような靴を履いているか
かなど注意しましょう。
そしたら、スミチオン乳剤をジョウロで希釈します。
それを芝生に順番に水やりのように散布していきます。
水やりと同じなので、基本的に難しいことはありません。
さて、スミチオン乳剤をジョウロで散布するとどうなるでしょう・・・・
写真は載せられませんが、芝生の上に幼虫が上がってきて、苦しんでいます・・・
ごめんねー・・・・
予想以上にたくさんいたので、ビックリです。
土蜂が何かコソコソやっていた付近には、必ず居ました。。。
少し臭いはしますが、すぐに消えました。
スミチオン乳剤の散布で土蜂がいなくなった
まだ数日ではありますが、
スミチオン乳剤の散布で土蜂がいなくなった!
のです。
全く来ないというわけではありませんが、
あれ~・・・・幼虫がいないなぁ・・・
という感じで、少し芝生に降りてもどこかへ行ってしまいます。
そのうち農薬の効果も切れてしまうでしょう。
引き続き様子をみていこうと思いますが、とりあえずは、大成功ですね。
ご参考までに。
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