吹き抜けのある家/間取りの検討記(3) ~吹き抜けをリビングにするか?ダイニングにするか?という議論をして設計を進めていく中で、やはりいろいろと制限が登場します。
突然、壁が現れる
この壁を取りたいのですが・・・
この壁は構造上取れません・・・
えーーー!?
吹き抜けを作るための壁・・・本当の壁が現れます。
軸組工法ではなく枠組み工法では、壁が家全体を支える柱の役割をしているため、どうしても家を支えるための壁を作らなくてはならないのです。
一条ルールなんて言われていますが、耐震性を確保するために一条工務店が設定した強度を保つための設計上のポリシーです。
・・・とまぁ、今は寛容にこう書けていますが、間取りを設計している最中は、
おいおい!その壁はありえないでしょう!
と、なります。
枠組み工法だから現れる壁?
これはいろいろなブログを参考にしてもらえればと思いますが、わが家の場合にも幾度となく壁が現れました。
そのたびに間取りを考え直し、それを元に耐震シミュレーションをするのですが、また違うところに壁が・・・
そんなことを繰り返しました。
そのたびに、
軸組み工法ならできるのですが・・・
と言われ、
だから、i-smartで作りたいって言ってるんです!
と逆切れしつつ(ごめんなさい)、間取りを変えるたびに壁がずれる日々が続きました。
世間で多くなってきた、2×4工法、2×6工法ではどうしてもこのような壁が出てきます。
耐久壁がないと、耐震等級の高いものを得ることができません。
ただ、メーカーによっては耐震等級を犠牲にしてでも、顧客に合わせるパターンもあるそうですが・・・
一条工務店はそれは原則しないとのことでした。。
階段も吹き抜け
階段も・・・吹き抜けの一種ということを知りました。
そうですよね、階段の上は空いているわけですから。
だから、階段と吹き抜けを別にして考えていましたが、一緒にすればよいのでは?ということで
吹き抜けの中に階段を作りました。
そうなるとやっぱり、オープンタイプの階段がほしくなります。
8畳分の大きな吹き抜けダイニングの中に、階段が統合されて、いい感じになってきました。
ダイニングとルーフバルコニーの組み合わせで厳しい
しかしこの喜びもつかの間。
吹き抜け以外の間取りが吹き抜けに影響をしてきたのです。
我が家は、ダイニングが吹き抜けということだったので、隣の部屋がキッチンになります。
そして、ステップカウンターはマストだったので、そのキッチンとダイニングの吹き抜けの繋がる部分に、、、、
どうしても取れない壁がありました。
上の赤丸と下の青丸。
これがキッチンスペースに入るためにボトルネック状態になってしまっています。
キッチンに入ることも困難だし、ステップカウンター側もスペースが取れない・・・
実は、キッチンの上階がルーフバルコニーだったのですが。。。。
外壁が吹き抜けの壁になると重量がかかるために、さらに制限が厳しくなったようです・・・
うーん、、、新しい壁が・・・
全面的に間取りを変更
もうそろそろ終了か?という終盤にさしかかっていた4ヶ月目。
ここで一旦、全部の間取りをリセットしました。
そして、設計士さんも変わりました。
だんだん、制限に合わせた家づくりになってきたためです。
制限が悪いとはいいませんが、制限は説明によってメリットにもデメリットにも聞こえたりします。
そんなわけで、4ヶ月間の何十という間取りを一旦リセットし、ゼロから要望を聞いていただきました。
一応、吹き抜けは検討する・・・というのはこの時点ではまだ望みを持っていました。
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