感性を育む包丁研ぎ ~包丁を研ぐ生活が教えてくれるコト

包丁を研ぐ 丁寧な暮らし

包丁を研ぐ、ということ

包丁を研いだことがありますか?

その包丁は、研ぎ続けていますか?

私たちは、毎日、家で何かしらの食事をします。

その時に、包丁を使わない日はほとんどないでしょう。

3食ごと、デザートにも包丁を使うことさえあります。

包丁を研ぐ

その包丁も、永遠と切れ続けるわけではありません。

どんな材質の包丁であっても、いつかは切れ味が悪くなります。

ですから、「包丁を研ぐ」ということで、切れ味を保つ必要があります。

永遠と切れない、切れ味が悪くなる、切れ味を保つ・・・私たち自身もこの包丁のように「研ぐ」必要があるのかもしれません。

包丁研ぎの機会は、私たちに色々なことを教えてくれます。

包丁が私たちの感性に、働きかけてくれます。

「包丁が良く切れる」ということ

包丁がなぜ切れるのか?

包丁がなぜ切れなくなるのか?

包丁を研ぐと、それがよくわかります。

切れない方法の刃を指先で触ったところで、切れることはありません。

研いでいるうちに、包丁が徐々に切れ味を復活させてきます。

その刃の鋭さを、指先で触りながら、切れ味が戻ったかを確かめます。

切れるということがどういうことなのか、自分の手で感じるのです。

モノが切れるか切れないかのギリギリの瀬戸際を、感覚の五感の一つから得て、感性に影響していきます。

切れなくなった包丁は、切り口も美しくありません。

切り口の悪さは、美味しさにも影響してきます。

繊維に負担をかけることなく鋭く切れた、その美しい断面は、私たちの感性に刺激を与えてくれます。

「包丁の切れ味」がわかる

包丁を研ぐということは、切れない包丁を切れるようにするということです。

その包丁の良く切れる状態も、切れなくなった状態も知っておく必要があります。

切れ味というのは、理屈で理解できません。

「手に伝わる切れる感覚」は、感性でしか判断できません。

切れ味というのは、人によっても異なります。

よく切れる包丁を使っている人と、そうでもない人では、求める切れ味も異なります。

よく料理をして包丁を使う人と、あまり使わない人でも、包丁の切れ味に求めることが変わります。

つまり、包丁を研ぐ人は、普段切っていないとわからないのです。

求める以上に切れ味を出すこともできませんし、切れる状態を知らなければ切れないままでも良いと思ってしまうかもしれません。

何を切りたいのか?
どんな切れ味が好みなのか?

包丁をどこまでどう研ぐのか?

そのラインに正解はありません。

自らの感覚の中に、
基準をつくり到達すること、
それこそが感性を養うこと

なのです。

「常に切れるようにしておく」という意味

私たちは、メンテナンスを怠りがちです。

常に切れると思っている包丁も、使っているうちに切れ味が鈍くなってきます。

しかし、徐々に切れにくくなってくるので、かなり切れなくなってきてから気づきます。

そして、いざ切ろうと思った時に、なかなか切れずにイライラするのです。

私たち自身も、このように切れない包丁状態になっていることがあります。

普段、身体を動かしていないのに、急にスポーツをしても、怪我をするだけです。

昔やっていたことも、何もしなければ思うようにはできません。

包丁を研いで、常に切れるようにしておくこと

それは、私たち自身にも当てはまることです。

包丁の切れ味がもたらすこと

包丁の切れ味が悪いと、どうなるでしょうか。

料理をしない人にとってはあまりわからないかもしれませんが、

包丁の切れ味は、料理の味にも大きく影響します。

刺身などは、包丁の切れ味が味にとても大きな影響を与えます。

調理人にとって、包丁の切れ味は、素材の質と同じくらい、大きなものです。

また、作る人も気持ちよく調理ができることが大切です。

包丁の切れ味が悪いことで、なかなか思うように切れずイライラしていると、やはり美味しい料理はできないものです。

包丁の切れ味が良いだけで、調理が楽しくなります。

つくる人の楽しさが、味に大きな影響を与えます。

「切れ味」という表現

切れ味が良い/悪いというのは、人にも比喩表現されます。

言葉の切れ味が悪い
企画の切れ味がイマイチ

やはり、切れ味が悪いという表現は、どこかスパン!と気持ち良く切れている状態ではなく、モヤモヤした感覚がするのでしょう。

技術的な精度や、言葉の鋭さなど、シャープなイメージを求める場合に、切れ味という言葉が使われます。

それをわざわざ包丁などの切れ味で表現するのは、その感覚が曖昧で的確に表現できる方法が他にないのかもしれません。

その切れ味というのはあくまでも比喩表現ですが、その言葉の受け止め方も人によって基準が様々です。

正解のない、曖昧な基準こそが、感性です。

それぞれに違う感性を持つ人が、どうやって感覚の基準を共有していくかは、とても難しいことです。

ですが、自らの感性という基準がわからないと、相手とも合わせようがないのです。

切れ味という感覚をどのように人と共有していくのかを考えると、少し感性のことが深く理解できるかもしれません。

常にメンテナンスをしておきたいこと

包丁を研ぐと、わたしの中でメンテナンスをしておきたいことが浮かんできます。

切れ味を判断する「感性」が、自分なりに納得のいくライン「感性」を育んでくれます。

前に感じた基準と、いま感じた基準は、いつも全く同じではありません。

私たちは常に変化をしています。

私たちが持つ個性や特技も、磨き続ける必要があるのです。

いつでも切れ味よく使えるように、メンテナンスをしておかなければならないことに、気づかせてくれます。

包丁を研ごう

包丁は、2週間から1ヶ月毎に研ぐことをオススメします。

包丁研ぎを毎月ちゃんとやっておくことは、自分と向き合う機会にもなれば、感性を育む機会にもなるのです。

そして何より、料理を作る人が気持ちよく調理を進めることができるのですから、もし料理を作らないで食べるだけの専門・担当であっても、裏方として道具のメンテナンス担当になって、ぜひ、日々のごはんを楽しいコトに変えていけるはずです。

包丁を研ぐと、自分も家族も料理も嬉しい ~包丁研ぎは簡単。1ヶ月に一度のメンテナンス - ハッピー☆サバイバル (処世術、護身術、惑わされない生き方)
切れ味の良い包丁は、料理・調理をしていてもとても気持ちが良いものです。逆に切れ味の悪い包丁というのは、イライラしてしまいますね。みじん切り1つ、皮をむく作業1つとっても、包丁で切れた面の美しさは味に関係するのです。包丁の切れ味は、味に重大な影響を及ぼすのです。ぜひ包丁を研ぐ習慣をつけてはどうでしょうか。

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